本年度も、2017年度和光小学校卒業生(現中学1年生)を迎えて、沖縄学習会を開催しました。
和光世田谷九条の会
5・12学習会「子どもが語る沖縄」プログラム
2018.5.12
1.日時:5月12日(土)9:30~12:00
2.場所:和光小学校 第1会議室と理科室
3.プログラム
(1)受付
(2)第1部 全体会
①はじめのことば
②今日の予定
③卒業生の紹介
④沖縄学習の概要
(3)第2部 子どもから大人への伝える会
①大人と子どもの組み合わせづくり
②第1会議室と、理科室にわかれる
③子ども(2017年度卒業生、現中1)と大人が組になって、
子どもが大人に沖縄学習で学んだことを語る・伝える。+質疑応答。
(4)第3部 全体会
①大人からの質問に子どもが答える。
②今日の会を振り返っての感想(子どもたちから)
(5)終わりの会
①感想文記入
②諸連絡
③終わりの言葉
参加者からいただいた感想です。
▼在校生4年生保護者
伝える会で直接子ども達から聞けたのがとても良かったです。
沖縄に行って見聞きするからこそ湧いてくる疑問、感情があるとよくわかりました。小湾のロールプレイは是非定番化して欲しいと思います。語ってくれて子ども達にとってもアウトプットの場はとても良い機会だったのでしょう。
▼在校生4年生保護者
アメラジアンスクールの生徒との交流の話が印象的でした。基地内で生活している子どもから「自分の親は人殺しをして給料をもらっている」と言われたということに驚きました。
語ってくれた子ども達自身も多くの疑問を感じたようでそのことを話してくれて、気持ちの揺れなどとても良く伝わりました。
沖縄のことを忘れずにまた多くのことを学んで6年生の体験を周りの人たちに伝えて欲しいです。本当に素晴らしい感性で多くの経験をしていて羨ましいです。
▼在校生4年生保護者
自分の言葉で自分の想いをしっかり伝える姿に感動しました。一番印象に残っていることは?の質問に「語ってくれる人がまだいてくれて、良かった」と答えてくれました。今日伝えてくれたことをきちんと受け止め、伝えていきたいと思います。小湾のロールプレイは次年度以降にも是非取り組んでいただきたいです。9条の会の学習会で大人たちが行うのも良いかもしれないですね。中一の皆さんありがとうございました。皆さんの想いしっかり受けとめ、伝えていきたいと思います。
▼在学生6年生保護者
感動しました。
子ども達が伝えることの大切さを理解していることに驚きました。そして6年で学んだことをその後本人の中で活きて、考え、学びが深まっていることを感じました。語り合えることが本人の学びを深めていると思いました。
まとめもとても丁寧で素晴らしい学習であると思います。
大切な話を聞かせていただいてありがとうございました。
▼卒業生保護者
遠い昔に起きた自分と関係ないこと、ではなく自分に関係あることとして、自分たちが受け止めていることに安心する気持ちを覚えました。感じたことを自分達の言葉で伝えられる子ども達の学びを大人の一人として嬉しく思います。今日ここに来て良かったです。ありがとうございました。
▼卒業生保護者
学習旅行から時を経て、改めて子ども達の話を聞けて当時とまた違った思いや成長を感じました。和光で育ち、学び、成長してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございました。
▼外部参加者
自分も子どもの頃、学習したことでした。こんなにも深く学習していることに感動しました。
▼在校生保護者
始めて、「沖縄」の話を聞きましたが、子どもたちのまとめたノートの内容の深さに圧倒されました。
沖縄で学んだ話を聞いて、涙が出そうになり、子どもたちがどんな思いで沖縄学習旅行を過ごしてきたのだろうと心配になりましたが、担任の先生の「良い意味11-12歳は鈍感さがあり、事実をスーッと受け止める」とおっしゃっていて、納得、安心しました。
最後に子どもたちの「沖縄学習を通して社会を見る目が育ち、いろんなことに疑問を持つようになった。」とういう言葉に学びが広がり、心の負担はあるかもしれないけれど、貴重で素晴らしい体験だなと思いました。
今日聞いた沖縄の話を私も息子や夫に伝え、平和のありがたさを改めて考えたいと思います。
▼教員
「沖縄の専門家を育てているわけではない」と担任がおっしゃっていましたが、子どもたちの姿や言葉からまさにこの学習により育った内面の豊かさを感じました。私の「今社会で起きている問題で強い気持ちを持っていることは?」の問いかけに多様な深い考えを返してくれて本当に頼もしいと思いました。証言者の言葉を受ける重さだけでなく、時間内にノートをまとめる、締め切りに間に合わせるなど負担は多くあったのでしょうが、それすら乗り越えることができる皆さんの沖縄の人たちへの共感、正義感また使命感を感じました。
大人も見習うところがたくさんありました。貴重な機会をありがとうございました。
▼在校生2年生保護者
「心も体も壊す戦争」というテーマで語っていただきました。皆さんの沖縄の人たちの気持ちや痛みを肌で感じ取り、それぞれ今の気持ちと向き合う強さにとても頼もしさを覚えました。
証言者の話を聞いて、心の負担は?の問いに
「辛いのは沖縄の人たち、僕らの心配はいいです」
「だんだん慣れてしまった」
「慣れてはいけないよ」
「辛い話に自分の家族に会いたくなってしまった。沖縄の人たちは亡くしてしまった家族にもう会えないのに」
みんなの言葉をしっかり受け止めました。ありがとうございました。
▼在校生4年生保護者
思春期まっただ中で自分の気持ちを真面目に語るなんて、とても恥ずかしいはず。こんな年頃の子どもたちが真剣に時に涙を流して自分たちの学びを大人たちへ真剣に伝えてくれました。そういうことができるこの学校で培った子どもたちの度量に感心しました。
学習を学習で終わらせない、自分ごととしてしっかり心に刻んでいるから、語らずにいられないのでしょうね。沖縄学習から戻ってすぐはすごく覚えていたのにしばらく時間が経って、日常生活に飲まれて忘れてしまっていた、今日の語る会でその時の自分の想いを思い出し、これからまた色々な機会で伝えていきたいと言っていて、当事者として受け止める学びをしてきた子どもたちの強さを目撃しました。
友達同士の関係も垣間見られて本当に楽しく有意義な時間を過ごさせていただきありがとうございました。