会員プログラム 「知っていますか?朝鮮・韓国と日本のこと」を開催しました

 

2018年6月30日

 

和光世田谷九条の会 会員プログラム

「知っていますか?朝鮮・韓国と日本のこと」を開催しました。

 

内容 

①「従軍慰安婦問題の授業の報告を韓国の学校で行ってみて」

  〜和光小学校:藤田康郎先生〜

  今年の春休みに韓国に行って報告した内容や、それを聞いた韓国の中学生・高校

  生の受け止めの報告

②「在日コリアン ホンシルの見てきた景色」

  〜和光小学校 親和会員 朴洪実さん〜

  在日コリアンとして日本で生きてきた朴さんの、これまでの歩み

 

 

 

参加者からの感想です

 

▼マイノリティーとダイバーシティについて考えるきっかけになりました。

朝鮮学校に通われていた方のお話は初めて聞けたので、今まで何も知らなかったのでよかったです。戦争についての話は知らないと思う反面、残酷なので立ち向かう勇気がいるのですが、明るい雰囲気ですすめて下さったのでよかったです。

従軍慰安婦と性教育をしっかり学んで、性犯罪や性差別の問題解決にもつながるといいなと思いました。私の妹は女性の人権を興味深く学んでいるのですが、男性嫌悪も人より大きいと思います。入念な準備をされてのお話、ありがとうございました。(S)

 

▼今日はありがとうございました。私の両親は盛岡で育ちました。盛岡は韓国の方が多いところです。いとこの結婚相手が在日の方で、破談になった時、おばあちゃんがとても喜びました。おばあちゃんは小さい頃からいやな思いをたくさんしたそうです。死ぬまでそれはかわりませんでした。他の国の人とでも小さい頃からわかりあえたら、そんなこともなくなると思います。みんな地球人になればいいのにと思います。(U)

 

▼朴さんが体験されたことは個人的なことかもしれませんが、今の社会、過去の社会が犯してきた社会や権力の構造のもとにあることがわかります。社会(権力)によって苦しめられた事実を深く知ることが個人の問題としてガマンしたり、片付けてはいけないと気づくのではないかと思います。朴さんが学ぶことで強くなっていくくだりは感動しました。学ぶことで自分が見えてきて、社会が見えてくるということで大人も変わっていく話がすばらしかったです。(F)

 

▼藤田先生の授業内容から韓国での授業の内容とても詳しく教えて頂けて、先生の勇気に感銘を受けました。朴さんのお話も心に刺さりまくりで、まだまだ消化できていません。色々もっと話をできると良いなと思いました。(H)

 

▼藤田先生の韓国との交流は今後も続けてほしいし、ネトウヨに負けないでほしい。朴さんの話を聞いて涙が出ました。私にはあまり知識がなく、ヘイトスピーチをする人にいつも負けてしまう。でも今日話を聞いて、一度でダメなら二度三度あきらめない事が大切だと思いました。わかりあえるまでですね。韓国語も勉強しつつ、日本や朝鮮の歴史ももっと勉強したいと思います。(W)

 

▼本日は貴重なお話ありがとうございました。子どもたちを和光学園で学ばせる事と同時に私自身も常に学びの環境におけること、ありがたいと思っております。

親子の学びの中で、いつも考え思うこと・・・今話題の前川喜平さんさんの「あったことはなかったことにはできない」という言葉がありましたが、まさにそのような感じで、「あったことは、現実は知らなければ・・・知るべき・・・知る努力するべきだし・・・多面的な視点で物事を考えて、見て、行動すべき」と考えています。それは和光で教えていただいたことです。

藤田先生が少し心配になりましたが、強い姿勢をもたれていること、勇気をいただき、尊敬し、和光でよかったと思いました。ホンシルさんが日本で生きて来た現実、私たちはその事実を皆で共有し、知るべきだと思いました。そして、できることを行動し続けていくべきだと改めて実感しました。(F)