作家・深沢潮さんを招いて「人権てなんだ?!」学習会を開催しました

作家・深沢潮さんを招いて学習会を開催しました。

 

テーマ「人権ってなんだ?! ~作家・深沢潮さんを招いて~」

日時 12月7日(土曜)10時より 

会場 和光世田谷小学校 第一会議室

 

 


 

 

▼参加者からいただいた感想です。

 

和光小保護者

今年に入って仲良くなった人が在日コリアンだったので、少しでも背景と知ることの一環になればと調べたら、深沢さんの著書に巡り会い(ハンサラン愛する人びと)多様な在日コリアンの形が描かれていて興味深く拝読したのが数か月前でした。今回九条の会に来られる!ということでとても楽しみにしていました。単発的に学習会などに参加させていただいておりますが、九条の会の方々の(深沢を公演に招くなど)ネットワーク、人脈すごいなと思います。お相伴に預かり貴重なお話を聞くことができ感謝です。

「主語を大きくしない」「属性でなく行動で人を判断する」など今後の自分の指針として大事に持っていたいワードを教わり、実りのある時間となりました。基本的治療と対処療法のW側面から社会の事象に対峙していくこと、仰られたように、大切ですね。知ること、考えることが辛くなりがちな現在の社会「愚民化政策に巻き込まれない」意識。もやっと日ごろ感じていることをスパッと腑に落ちる言葉にしてくださり、作家としての深沢さんの力量のすごさを感じました。

 

和光小保護者

遅れて参加となりましたが、来てみてやっぱりよかったです。日ごろぼんやりと考えていることが言語化できたことが思考整理となりました。「意識のない差別」自分にもあるだろうしちょっとしたお知らせや、文章などにもにじみ出ているのをよく見かけます。意識を持つことが大事ですね。

 

和光小保護者

マイクロアグレッションの話が特に響きました。自分の母がある部分ではとても平等な思想であるのに 

特定の部分では差別ともとれる言動をとったことがあり、差別する人かそうでないかの2文法ではないということを思い出しました。自分の中にも気づかない部分でそうした思考があるのではないか?という意識を持ち続ける必要があると感じました。 

 

和光小保護者

“自覚のない差別”。確かにはっとさせられました。物心がついたころからこの”自覚のない差別“は当たり前に空気のように漂っていいてそれを自分も含めてだれかを差別していることだと自覚したことはなかった。

この当たり前の感覚は日本人の誰もが持っていると思う。教育されている、目に見えない何かで刷り込まれている。私たちは自由であるべきだし、個々として尊重されるべきだと思うけど、大きなものに包まれて本来自由でもないんだと考える、そんな小さな戦争をしているような感覚がある。私は少し近いような仕事をしていたこともあり、小学館での連載辞退の話も心がぎゅっとなりました。もっと”まなざしを育てる“こと、もっと知ること、努力していきたいと考えさせられました。余裕を持つために知ること、考えることをもっと増やしたい。

 

和光小保護者

明治から日本人の朝鮮半島へのまなざしが変化していないというところがツボでした。本当にずっと変わらない差別意識をそろそろバージョンアップしたらいいのに、と思いました。 

 

和光小保護者

深沢さんの仰っていた、知れば知るほど生きづらくなるという気持ちは、長いものに巻かれる風潮と似ていて、とてもつらいなと日々思っています。怒りも含めて感情を抑えて生きていく社会になってきていると思います。無知によって差別することが無いように生きていきたいと思います。

 

和光小保護者

人権差別に悩んでいる方が周囲におり、差別について知りたいと思い参加しました。

しかし今の世の中逆行しているように思い、差別のない社会がどんどん遠ざかっていくような気がしています。自分ができることは何か。 引き続きじっくりと考えていきたいと思います。

 

和光小保護者

日々生活している中での差別は多くあるだろうと思い参加しました。

差別に対する嫌な気持ちを言葉として聞けて良かったと思いました。日常気にかけつつ子どもにも気を付けて話をしていきたい。

 

和光小保護者

差別が無いように構造を変えることができればよいがそれはまだまだ時間がかかってしまうでしょう。個人個人がまなざしを育み、対話を増やす必要を改めて確認することができました。

和光小保護者

構造を変えるのは大変ですが、まなざしを育てる、養うことはできると今日改めて感じました。

この九条の会でしか自分の意見を出すことができない、なんていう世の中にならないように微力ながら抗っていきたいと思いました。深沢潮さん、ありがとうございました。

 

和光小保護者

現役作家の方のお話が生で聞きたくて今回初めて参加しました。同じ人間なのになぜ差別が起こるのか知りたかったですが、少し頭の中が整理できたような気がします。声を上げるとたたかれる、正しい抗議がくじかれる。冷静になること冷静に発言することが素晴らしいとなっている世の中にやっぱりおかしいんだな、と思いました。

 

そのほか参加者

レジュメ資料がとても分かりやすく参考になりました。

 

そのほか参加者

国家対国家が国民対国民に発展しているように感じています。

一部を見て全体をとらえてしまうのは人間の特質なのかもしれません。しかし一部は一部であって個々人を攻撃する風潮は自身を含め、気をつけなければならないと思います。

 

その他参加者

自分は差別を持たない良い人、だから関係ない。という態度が差別を受ける側にとっては顔の見えないとても怖いその他大勢になってしまうということをとても分かりやすく語ってくださいました。

当事者が声を上げづらいのは当然で、その他大勢の私たちの一人ひとりが差別に対して決して許さない、という断固とした態度を示し続けることがいずれ次の世代への明るい未来につながると思います。

すぐに声に出すのは慣れないし、難しいときは自分の表情やジェスチャで差別的発言に対して不快感を表現していこうと思います。きっと仲間がいるはず。

 

その他参加者

自分は在日コリアン3世です。今日のお話が聞けて勇気をいただきました。黙らせる社会、声を上げにくい世の中にあきらめかけていました。和光が声を上げられる場。違いを認め合いおおらかな人たちの集まりであるよう願うばかりです。お話を聞きながらネットで深沢さんの本を3冊買いました。これから読むのが楽しみです。

 

その他参加者

今回聞かせて頂いた話は決して「特別」な個人のヒストリーではないことをお伝えしたいです。

私自身の物語も90%以上が共通する。在日コリアンの極めて平均的なものだと思います。非常に興味深く拝聴いたしました。ありがとうございます。