子どもが語る『沖縄』の会を開催しました

本年度も、2018年度和光小学校卒業生(現中学1年生)を迎えて、学習会「子どもが語る沖縄」を開催いたしました。

 

 会場:和光小学校 第1会議室

 日時:5月11日(土)9:30受付開始 10:00開会

 講師:2018年度和光小学校卒業生(現中学1年生)

 プログラム: 第1部 総合学習「沖縄」について(教員から) 第2部 卒業生が語る「沖縄」


 

参加者からいただいた感想です。

 

▼在学生保護者

大変学びの多い時間となりました。普段、メディアやネットの伝えている情報から沖縄に関すること平和に関すること、基地に関することを「しょうがないんじゃないか?」と思っているところがありました。

今日、子どもの語り部から話を聞いて簡単に「しょうがない」といってはいけないと本当に感じました。事実や本物から学ぶ大切さを改めて思いました。和光に我が子を入学させて良かった、と思います。

 

▼在学生保護者

子どもたちひとりひとり、自分の持てる言葉を使ってなんとか自分の意見を伝えようとしている姿が感動的でした。年齢だけでなく、沖縄学習を通じて得たものが子どもたちをとても大きく見せている気がしました。しっかり自分の頭で考えて生きている子どもたちを見て大人として毎年身の引き締まる思いがします。ずっと続けてほしい企画です。

 

▼卒業生保護者

過去二回参加させていただき今年は我が子たちの番でした。この会に語り部として参加したことでさらに学んだことが自分のものとして落ちたのではないかと思います。自分の子どもたちも例年同様しっかりとした意見を持った卒業生になってました。今日は自分たちを誇らしく感じたと思います。そしてまたこれを機会に社会に目を向けてくれることと思います。素晴らしい一連の学びです。開催並びに声をかけていただきありがとうございました。

 

▼外部参加者

卒業生から説明を受け、感じたのは沖縄を学ぶ中で平和を考える際、単に反戦、反基地のようなステレオタイプではなく、もっと様々な面から自分の言葉で語れるようになっていることに感心しました。

沖縄の基地についてこれからの経験するいろいろなことを通してさらに深く考える機会を得ていってほしいと強く願います。

 

▼在校生保護者

子どもたちの成長をたくましく感じ取れました。しっかりと彼らの心にしみ込んだ言葉をこちらもしっかり受取りました。改めてこの学校に入れて子どもたちがしっかり育っていることをうれしく思います。

今日伝えてくれた、中学生、本当にありがとう。あなたの感じたこと、しっかり受取りました。三線の演奏もとても素敵でした。ありがとうございました。

 

▼学校教職員

語ることを持っている子どもの姿がとてもまぶしく感じました。自分のこととして沖縄をとらえ、自分の言葉で考えて発信できるのはしっかり学んできたからだと思います。何か一つの考えを覚える学習ではなく、沖縄県民の思いを知り、寄り添いながら問題について考えるこの学習が子どもたちを成長させているのだと改めて、感じました。

 

▼外部参加者

子どもたちが発表するだけでなく、少人数でディスカッションできたのがうれしかったです。知る→伝える→どうやって解決するか、までもっと話い合いたかったです。とてもいい機会をありがとうございました。

 

▼在学生保護者

沖縄の抱える問題はとても複雑に見え、大人が考えても難しいですが、子どもたちが自分たちで考える、自分たちの意見を持っていることに感心しました。大人になるといろいろ余分な知識や事情を考えてしましますが、小学生のうちに沖縄の問題を学ぶことで平和の大切さを本質的な部分で考えられるのだなと思いました。

 

▼在学生保護者

沖縄学習で学び、感じたことを自分の言葉で語ってくれてしっかり、伝わりました。平和宣言の中に目を背けて事実を知らなければ責任を果たすことはできない、とありました。自分の視点をもって自由に発言する中一の皆さんの姿素晴らしかったです。伝えることはもう自分たちの使命と自覚していることに驚きました。

和光小で行われる学びを表現できる場所としてもとても貴重だと思います。

 

▼外部参加者

沖縄学習は、過去の戦争を知り、現在の状況を学び、将来につながる学習なのだと感じました。それをしっかりと受け止め考えていける和光小の皆さんの感性の豊かさ、素晴らしいです。私ももっと社会のことに目を向けなければと再認識しました。思ったこと、感じたことを伝えていくことの大切さを痛感しました。沖縄をもっと身近なこととしてとらえなければと思いますし、簡単にそうさせない現状の日本のしくみに気づかねばと思います。

 

▼在校生保護者

子どもたちの心の清らかさ、頼もしく、素晴らしいと感じました。今一度、自分たち自身が生きている地域、社会、国、そして地球について、自分と地続きであると知ってほしいと思いました。知ることの大切さ、多くの人に共有したいと思います。

 

▼卒業生保護者

自分の目で見、聞いたことを細かく正確に伝える力はすごいと、感心しました。日本の兵隊が沖縄の人を殺したり追い出したりしたという話を聞き、「なぜ兵隊は沖縄の人を守らないの?」と質問をしました。「兵隊は国を守っている、兵隊もだまされていたのではないか。戦争が人を人ではなくす」と答えてくれました。戦争の矛盾があぶりだされた話でした。

「ひとりひとりの考える平和は違う。違うことを話しているのに伝えたいことは一緒」という言葉には和光の子どもたちの頼もしさを感じました。参加してよかったです。

 

▼在校生保護者

子どもたちが一人一人、よく理解し説明してくれました。自分の言葉で語ってくれていること素晴らしいです。

是非これからも続けてほしいです。

「沖縄」というテーマは一言では表せず、明暗それぞれいろいろな面を学んで欲しいです。

討論の場では戦争のことが話題となりましたが、みんなその場で考えて語ってくれたことが大変良かったと思います。和光中学校でもこれから頑張ってほしいです。皆さんの生の声が心に残りました。感動をありがとう。

 

▼在校生保護者

一年間沖縄について学んできた子どもたちの学びの深さに加えてそのことを自分の頭でしっかり考えて発言する姿に感動しました。

子どもたちが人の意見を聞くことも、さまざまな考えと一度受け止めようとする姿にも、6年間の成果を見ました。沖縄を通して彼らが様々な出来事を人ごとにできない、そんな土台ができあがっていると感じました。

 

▼卒業生保護者

今回参加させていただかなければ沖縄学習旅行で子どもたちがどれほど揺さぶられ、社会に向けて真剣に考えるようになっていたのか気づかなかったと思います。

それぞれの想いがあふれ、学習旅行を通じ、出会った人やその気持ちをしっかり受け継ぎ、私たちに伝えてくれて、とても感動しました。本日はありがとうございました。

 

▼在校生保護者

途中からの参加となってしまい、質疑からの参加でしたが、それでも本当に参加してよかったと思いました。

子どもらしい意見の中にもはっ、とさせられる意見も出て、それぞれの言葉、考えをもっているのが大変印象的でした。中学1年生、大半はきっと「基地問題?聞いたことあるー」程度の認識じゃないかと思います。和光の子たちは学びを深める機会が与えられ続けているので、問題を深め、多角的にとらえて受け入れることができるのですね。大人、子ども関係なく学びをお互いに交換しあえる機会があり、ありがたいと思います。

 

▼中学生保護者

和光中学校で今後戦争や、社会問題について学べるチャンスがまだまだある、学びへの喜びを改めて感じました。

今日の発表を聞いて驚くばかりでした。私自身、沖縄についての無知さを感じ、また日本の教育への疑問を感じました。中学でもこのような発表を聞く機会があるといいなと思います。自分の考えを自分の言葉で語る力に感動しました。

 

▼在校生保護者

一年先輩から学びを受け継ぐところから始まる1年間の沖縄の学び、伝え続けたいを言う思いつながっているのだなと感じました。

自分の考え、意見を発表することは勇気のいることだと思いますが、伝えることの大切さを知ってるから何度も伝えようとしてくれているのだな、と思います。

 

▼卒業生保護者

沖縄の基地についてのさまざまな意見、答えが一つではないと子どもたちが考え続けていければよいと思います。それぞれの問題をとらえる力はこれからどんどん強くなっていくのでしょう。

 

▼卒業生保護者

一年前に、この子たちがここまで学習を深め成長するとは思っておらず、うれしい裏切りでした。和光の6年生が育っていく、ということを実感しました。

中学生は時間をおいて、改めて語ることでさらに学びが深まり、さらなる学びにつながっていくチャンスとしてもとてもいい機会だったと思います。

 

▼在校生保護者

9条の会、一体どんなものなのだろうと思っていましたが、来られてよかったです。和光世田谷9条委の会の学習会はまた参加したいと思います。

自分の言葉で感じたことを話している姿、質問に一生懸命答える姿がとても心しみました。本物に触れて自分の中に入っていったものは人の心を動かせるのだとひしひし感じました。

和光小学校に入学できたこと、いつか我が子たちもあんな6年生になっていくのかなと楽しみです。

11人の中学生たちのこれからがとても楽しみです。

 

▼外部参加者

初めて参加させていただき、大変感動しました。沖縄と深く向き合った体験を率直に語る子どもたちの姿に大人として改めて学ぶことがたくさんありました。 ありがとうございました。

沖縄学習への取り組みに敬服いたしました。このような取り組みが広がっていくことを願い、できることをしたいと思いました。

和光の生徒さんたちの発言、それを大切になさっている先生方の姿勢に素晴らしさを感じました。彼らの生き生きとした発言、表情に未来の平和を感じました。ありがとうございました。 

 

▼在校生保護者

9条の会の学習会初めて参加しましたが、子どもたちの学習を通して感じた気持ちの表現が素晴らしいなと感じました。自分の言葉で伝えることに迷いながらも真剣に大人の前で意見が言えるのはそれだけ自分たちがやってきたことに自信があるからだろうなと感じました。自分たちの子どももこれからこの経験ができると思うととても楽しみで一緒に成長できたらいいなと思いました。

今日はすごく楽しむことができました、ありがとうございました。

 

▼在校生保護者

語りたい中学生も、聞きたい大人もたくさんの参加者で驚きました。こちらも初めて聞くと多く、人によってとらえた重点がそれぞれなんだな、と思いました。少しだけ中学生になってしばらく経って、ここに戻った子どもたち、自信もついて、でもわかっていないことがまだたくさんあることもわかっている。これからの未来を明るく感じることができた会でした。

 

▼在校生保護者

伝えてくれた皆さんの自分の言葉で伝える姿に感心しました。とても詳しく自ら学び、自分のものとして使命感を持って伝える力に圧倒されました。そして、戦争という敵対味方になってしまう題材も本質をとらえようと公平な視点に立とうとする姿勢に感激をしました。

沖縄については私がまだ不勉強なので子どもと一緒にまずは知り、みんなのように伝えられるようになりたいと思います。知る人が増え当たり前にしてはいけないことがわかる人ばかりになれば平和につながると信じたいです。今日は本当にありがとうございました。

 

 

 

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<伝えてくれた子どもたち(中学生)の感想>

▼名無し

私が沖縄学習旅行に行ってからもう半年以上たち、大切なことでも忘れてしまっていたこと今日をきっかけに気づきました。自分はその時何を感じていたのか、再確認できました。沖縄の問題についてはみんなが興味を持ち知ることだがまずは大事な一歩だと思います。今日皆さんに聞いていただいただけでも問題の解決につながると思います。とてもすごい大切な時間だったと思います。ありがとうございました。

 

▼Nさん

語る会で改めて沖縄や基地について考えて、やっぱり基地問題は簡単に片づけていい問題ではない!と再認識しました。今日のような伝える会をもっといっぱいやってたくさんの人に沖縄のことを伝えていけたらいいと思います。

 

▼Kさん

楽しかったです。またやって欲しいです。平和がいいです!

 

▼Kさん

最初から最後までキチンと話しきることができるかすごく心配だったけど、最後まで聞いてくれてうれしかった。

話をしているときも頭がこんがらがってきてしまって、でも聞いてくれて安心してちゃんと話せました。

はじめはノートを見せいいたのだけど、自分の字が汚く(!)はずかしかった。平和とはなにか、障がいはどこからどこまで?など改めて考えた。やっぱり知らない大人に伝えると難しい質問がいっぱいあった。

戦争はいらないと思う。でもないと出会わなかった人たちもいた。だから、まだよくわからない。

 

▼Oさん

自分にとってもためになったなぁと思いました。伝えるうちに自分でもたくさんの考えがでてきました。皆さんとても真剣に私の話を聞いてくれました。沖縄について伝えたいことが多すぎてごちゃごちゃになってしまいました。沖縄学習旅行で私たちが学んだところは観光地じゃない本当の沖縄。もっとたくさんのことを伝えていけたらと思っています。戦争のこと、沖縄の文化などいろいろなことをこれからも考えていきたいです。

とても楽しかったです。本当の沖縄を知っていきたいし。未来につなげていきたいです。ありがとうございました。

補足 私は証言者たちの痛みを知っていきたいです。

 

▼Sさん

今まで2回沖縄の問題を伝えていたけど、そこから今日までの時間がすごく経っていて、うまく伝えることができるがわからないけれど、何か伝えられていたらいいなぁ、と思っていました。

ノートのどこに何が書いてあったかなど、忘れてしまっていたけど、写真など使って説明できたかな、と思います。ノートの字が汚い、ノートのとり方が下手など改めて気が付いた。自分的にももう少し、きれいに書いておけばよかったなぁと反省。皆さんがほかの人たち伝えてくれたらいいなと思いました。

今日は伝えられてよかったです。

 

▼Fさん

和光小学校の保護者の方は私たちより沖縄に詳しい人がたくさんいると思う。私自身もたくさん教えられて。いい経験だった。質問が難しかったけど自分の意見を言えてよかったし、確認することもできた。みんなの意見を聞いて学ぶこともたくさんあり、いろんな意見を交流することができてよかった。まだ自分のわからない問題や考えがあるから、たくさんこれから考えていきたい。特に私が考えていきたいと思うのは「平和とは何か」です。私たちが学んだことをこれからもたくさんの人に伝えていきたいです。

 

▼Sさん

私は思ったことを思ったまま言ってしまったような気がします。

グループの時、参加者の方から知識はあるけど、本当の自分はどう感じているかまだはっきりしていないのかな?といってもらい、「それだ!」と思いました。基地があったらいいのか、悪いのか?などあやふやだった自分を表す一声だったと思います。5年生に伝えた時とは違って、沖縄を忘れかけていた私にとって改めて沖縄を考えられたので本当によかったと思いました。質問コーナーでは学級集会みたいに意見が出まくっていて、楽しかった。自分がキチンと伝えられたか不安だったけど、今日は来てよかったと思いました。

 

▼Yさん

「子どもが語る沖縄」の前は沖縄学習旅行のこと全く考えていなかったので、「どうしよう。。。」と心配していました。みんなにうまく伝えるにはどうしたらいいかわかりませんでした。

でも3人に沖縄を伝えることができました。時間いっぱい質問をしてもらったりしました。証言者の話を聞いてどんな思いだったか?ということを聞かれることが多かったが、大人のわからないことを質問されてきちんと答えられたことがうれしかったし、最後まで聞いてくれてうれしかった。ありがとうございました。

 

▼Tさん

2か月ぶりの和光小学校にきました。2か月前は生徒だったのが「講師」として今日来たので不思議です。元5年生や今日話を聞いてくれた人が証言者二世として平和、戦争とは何かを伝えていってほしいと思います。

それから三線もきいてくれてありがとうございました!

 

▼Yさん

質問の中に、戦争のことを学ぶのは嫌ではなかったですか?というのがありました。

私はそれを聞いて初心に戻ることができました。わたしは6年になるのがいやでした。戦争を学ぶことがいやだったからです。でもそういう人たちがたくさんいるから戦争が起こるんだと思いました。

今では学べてよかったと思います。学びたくても学べない、こんな貴重な経験はできないと思うから。それに知らない人もいることすらダメなのかもしれないと思いました。

今日伝えることができてよかったと思いました。ありがとうございました。