布施祐仁氏をお招きして学習会「考えてみませんか?子どもと自衛隊」を開催しました

布施祐仁氏をお招きして学習会「考えてみませんか?子どもと自衛隊」を開催いたしました。

会場・リモート合わせて、多くの方にご参加いただきありがとうございました。

ご参加いただいた方からの感想を掲載します。

 

 

〇災害派遣などで自衛隊の活躍がプラスのイメージで取り上げられれば取り上げられるほど、なんだかなぁという気持ちになっていました。というのは以前、自衛隊基地を見学した時に感じた「あ、ここには旧日本軍が残っている」という空気感が忘れられないからです。

その一方で2月のウクライナ以降、日本の主権が脅かされた時に誰が日本国民を守るのか?を真剣に考えざるを得なくもなりました。元々は自衛隊は違憲!が私の信条だったのですが、どうもこのところの世相に引っ張られて弱気にならざるを得ず。

例えば…

⭐︎2月のウクライナ以降、ロシアの東で国境を接する日本は大丈夫?まさかロシアは攻めてこないだろうけど、もう一つの国境を接する大国、中国はちょっと心配。

⭐︎4月に志位さんが日本の主権侵害があれば自衛隊を活用とか発言してビックリ!(後で調べるとこれは前から言っていたらしいのですが)

九条に自衛隊を明記しなくちゃダメかしら。

⭐︎台湾有事がついに現実味を帯びてきた。

などなど、このところの私は揺れに揺れていたのでした(笑)

この度の布施祐仁さんの自衛隊問題の解説は実に的確で、九条堅持にさえ弱腰になっていた私に喝を入れていただいた感があり、助かりました。感謝申し上げます。

和光小学校に育んでいただいた我が息子たちは、お陰様で九条の精神を蔑ろにしない大人になってくれました。

これからは彼らの次の世代(=私にとっては孫の世代)に九条と改正しない日本国憲法を引き継ぐことができるように「戦争を起こさないためにどうするか」を考えて行動していこうと改めて思いました。

世の中、右傾化していますが、まだまだ諦めてはいけませんよね。

皆さんで力を合わせてまいりましょう。

(卒業生保護者の方)

 

 

〇布施先生のお話、とても面白かったです。

私はこの手の本をあまり読みません。どんなに詳しい情報でも一部でしかありませんし、それを鵜吞みにしてしまう自分が怖いからです。

私は、もう戦争に日本は入っていると思っています。ドンパチは始まっていなくても、のっぴきならない状況になっているからです。アメリカは、敵国をどうして挑発するのでしょうか。それは、他国で戦争を起こさせて、金、人、兵器を使わせて、相手の国力を落とさせるためだと思っています。そうして常にアメリカがイニシアチブを握っていたいのです。でも、そんなことは、相手国も承知の上で行動していると思います。アヘン戦争の時の“アヘン廃棄”のようなきっかけは、今回いくつも握りつぶしていると思うのです。

(小学生保護者の方)

 

 

〇…大局で考えると、日本の防衛に関する問題点が、1国民に大きな負担を強いて、闘っては反省し、また忘れて戦争を起こすループを考えさせられました。仏独のように対話で平和を築けるとよいですね。学んだことを自分に落とし込み、議論できる力を教育ではぐくむことが大切と感じます。一方で、リアルで自衛官のお仕事をしている人たちも知っていて、すぐになくそうとは言えないモヤモヤも、沖縄と同じですね。

…ブルーインパルスは、子どもの憧れでしたが、墜落事故があり、地域に基地を持つ怖さを感じました。でも、すぐみんな忘れてしまい、イベントはにぎわいます。

国民みんなが安心して暮らせる経済も考えさせられます。

(小学生保護者の方)

 

 

〇軍事力の必要性、適切な軍事費とは、どの程度なのか?その他、長く考えていたことについて、いろいろ回答がいただけて、非常に勉強になりました。リモートでの参加も考えましたが、やはり現地で生の声を聴くということができてよかったです。また参加させていただこうと思います。

(卒業生保護者の方)

 

 

〇“子どもと自衛隊”というタイトルが響いて参加させていただきました。戦争や世界平和につながる話を子どもたちとします。ウクライナ侵攻に、子どもたちが戦争いやだね、とポツリと言ったり、胸を痛めている様子がありました。何人もの子どもが、戦争は決してしてはダメだと言っていきました。高学年だけではありません。地球上の争い、いくさは、子どもたちが望まないものです。

 私は、厚木基地のそばの小学校に我が子を通わせていました。運動会の時、閉会式まで飛行をしないように申し入れをするらしいのですが、当然のように閉会式のさなかに軍用機が飛んで、爆音でアナウンスが聞こえなくなりました。有事でもない平常のスケジュールを、あと少し子ども、学校のためにおさえることをしないことに、毎年やるせない思いになりました。…

 (学習会の中の)中学校での自衛隊体験の動画は、正視できない思いで見ました。そして、見ながら思ったことは、やはり「教育」だと。布施さんが最後におっしゃったこととも一致します。小さくも学校に関わる大人として、子どもたちとの時間を大事にしたいと思います。皆さんとともに。

(教職員の方)