5月20日に 学習会 子どもが語る『沖縄』を開催します

 

本年度も、子どもが語る「沖縄」学習会を開催いたします。

 

このあいだ和光小を卒業した中学生たちが、「沖縄」を伝えに来てくれます。

自分の言葉で語る素敵な卒業生たちに、会いにきませんか?

 

■学習会 子どもが語る「沖縄」

講師:2022 年度和光小学校卒業生

 

プログラム:

第 1 部 総合学習「沖縄」について~教員から

第 2 部 卒業生が語る「沖縄」~質疑応答

 

日程:2023年5月20日 (土) 13:30~15:30 (開場 13:00~)

会場:和光小学校

お問合せ:03-3420-4353 和光小学校(栗原)

 

★予約不要。2012 年から、ほぼ毎年行っている学習会です。どなたさまも、お気軽にご来場く ださい。

 

 

<学習会「子どもが語る沖縄」(2022年)の感想文から>

 

▼在校生保護者

本日はありがとうございました。中1の方々、学んだ時の気持ちを思い出しながら、素直な言葉で伝えてくださり和光の学びを感じることができました。沖縄のことを通じて、考え方や人とのかかわりを作り上げているのだな、と感じました。

 

▼在校生保護者

中学生の言葉が一つ一つどれも素晴らしかったです。エイサーを踊ることについて学習前は自分のため、学習後は沖縄に思いを寄せて関係した人たちのために、と変化したとおっしゃっていて、これこそが学びが深まるということ、と思いました。

 

▼在校生保護者

今回初めて参加させていただきました。中学生の卒業生の発言がとても素晴らしく、ここまで堂々と意見を述べられることに感動しました。私は自身の両親の影響から、幼いころから平和教育に触れてきました。それが今の自分の指針となり、考え方の根本を担っていると感じ、子どもにも伝えていきたいと思っています。和光小での沖縄平和学習を知り、ここまでの教育ができる小学校はないなと思い、子どもを入学させた理由の一つでもあります。今日の卒業生の言葉を聞いてここでの学びに間違いがないと確信しました。

 

▼卒業生(2012年度)

今回の学習会に参加して、中学1年生たちの学びを言語化する力に驚きました。それは沖縄にただ行っただけではなく、そこから何を学んだのかを文字に残し、みんなで話し合って培われた力なのではないかと思います。和光で何を学ぶかも大切ですが、その学びをどう振り返り、どう更新していくのか、が大切なのではないかと思いました。 その意味でただ、素晴らしいことを学んだ、と終わらせるのではなく自らを批判的に見つめなおしどのように行動するか、考え実行する意識が必要だと思いました。

 

▼卒業生 (2020年度)

今日の学習会を通して。小学校で学んだことは土台になるんだ、ということを実感できました。

6年生での学びを今振り返ると戦争があれだけ悲惨なものだったんだと6年生の時よりも深く考えることが出来たし、小学校での学びは深く考える土台を作り、その土台を育てるのがこれからの中学生やさらにそれからの生活なんだと思いました。和光の学びにについてもう一度深く考えられた気がします。

 

 

子どもが語る『沖縄』の会を開催しました

久しぶりの学習会を開催しました。

 

和光小6年生の沖縄学習に密着したドキュメンタリー『72名の小さな語り部たちの記録』を鑑賞し、

出演者である2012年度卒業生、そして2020年度和光小学校卒業生(現中学1年生)に

「沖縄」をふりかえり、語っていただきました。

 

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

 会場:和光小学校 第1会議室

 日時:12月11日(土)9:30受付開始 10:00開会

 講師:2020年度和光小学校卒業生(現中学1年生)

 プログラム: 第1部 総合学習「沖縄」について(教員から) 第2部 卒業生が語る「沖縄」


 

ご参加いただいたからの感想を掲載いたします。

 

卒業生保護者

いつもありがとうございます。子どもの卒業後初めて久しぶりに語り部たちの映画を観ました。沖縄学習を振り返るだけで和光小での6年間が蘇ってきました。6年間の連続した総合学習ならではの教育を実感しました。自分の子どもは何を発表するでもなくただ座っていたけれど、彼女たちの中には培ったものが間違いなくあると思うので、今後何かが外に出てくるのを楽しみにしています。このように考えられるようになったのも和光で得た私自身の成長を感じます。

 

在学生保護者

本日はありがとうございました。中一の方々、学んだ時の気持ちを思い出しながら、素直な言葉で伝えてくださり和光の学びを感じることができました。沖縄のことを通じて、考え方や人とのかかわりを作り上げているのだな、と感じました。大学生の方々の今だから感じる和光の学びも大人になってからも軸に和光があるということを話してください、いいなあ、と思いました。

 

在校生保護者

2020年度、2012年度の卒業生の方々からの生の声、体験を聞けたこととてもよかったです。子どもも一緒に話を聞くことができました。

沖縄を体験して学級集会で自分の言葉、考えをしっかり持っていて素晴らしいと思いました。

ありがとうございました。

 

在校生保護者

中学生、大学生の言葉が一つ一つどれも素晴らしかったです。エイサーを踊ることについて学習前は自分のため、学習後は沖縄に思いを寄せて関係した人たちのために、と変化したとおっしゃっていて、これこそが学びが深まるということ、と思いました。

大学生の和光の偏った教育という言葉も和光の中では討論も自由にできていたことが 外に出るとそうではない、という今の日本の社会の問題なのだと思いました。

有意義な時間をありがとうございました。

 

在校生保護者

卒業生が何かの話をするときは自分の知らないこと、見えていないことがある、とだんだんと気が付いてきた、という言葉が印象的でした。

いくつになっても大切なことだと思います。

 

在校生保護者

今回初めて参加させていただきました。中学生の卒業生の発言がとても素晴らしく、ここまで堂々と意見を述べられることに感動しました。

私は自身の両親の影響から、幼いころから平和教育に触れてきました。それが今の自分の指針となり、考え方の根本を担っていると感じ、子どもにも伝えていきたいと思っています。

和光小での沖縄平和学習を知り、ここまでの教育ができる小学校はないなと思い、子どもを入学させた理由の一つでもあります。今日の卒業生の言葉を聞いてここでの学びに間違いがないと確信しました。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

在校生保護者

人により正しいことはいろいろかもしれないですが、沖縄学習で学んだ命が一番大切ということは普遍的な真実であるということを忘れないでほしいと思います。はきはきと答えている卒業生たちのたくましい姿を見せていただけてうれしかったです。

ありがとうございました。

 

卒業生保護者

学習の最中はあまりにつらい話の連続に子どもが拒否反応を起こすこともしばしばありました。でも今日の皆さんの話を聞いて確実に子どもの中に核となりものを生みだしているのだな、と感じトラウマをある部分では昇華し、これからの世代に受け継いでくれるのではないか、と希望が見えました。また自分もまだまだ勉強だと思うばかりでした。

ありがとうございました。

 

在校生保護者

映画では6年生の素直な感想、気持ちを見ることができ、感動しました。

社会への問題意識を幼いころから自然に持つ考えることができる沖縄総合学習、和光の教育は尊いと思います。

太平洋戦争、近代史を学ぶことの必要性、公立での教育に欠けているものが見えた気がします。

意識を堂々と発言できる中学生が素敵でした。大学生が自部のたち位置、コアには和光で学んだことがあるという言葉が印象的でした。

小学生、中学生、大学生と和光で学んだ子どもたちの成長過程を見ることができた気がします。皆に共通しているのは沖縄問題を自分事として学び続けていることにうれしくなりました。こんな素晴らしい子ども、若者が増えてほしいと願います。

 

卒業生(2012年度)

中学生たちの発言が立派で驚きました。今の気持ちや勉強に対する意欲を失わず、すくすくと育って芯のある大学生、大人になってほしいと願っています。今回はこのような会に招いていただきありがとうございました。

卒業生(2012年度)

懐かしい映像、学習内容、当時のことをいろいろと思い出しました。質疑応答のときに参加の卒業生の一人が「偏っている」といったことに対し、「どこが?そうは思わないよ」と言って偏っているということに対してそれ自体が悪いことのように質問されていたけど、私は偏っていることは別に悪くない、と思っています。和光の教育で学ぶ沖縄はほんの一部です。“平和”

や“戦争”とかだけでは片づけられない世界が和光で学びきれない世界が沖縄だけではなくたくさんあると思います。なので、和光教育も偏っていいます、私の考えだって偏っている。それが当たりまえです。公平はなかなかないと思います。ただ真実を述べるだけなら公平になるかもしれないが、人の意見が入った時点でそれはその人の色に偏るのです。偏るということは悪いことではない、ということが伝えたかったです。

 

卒業生(2012年度)

今回の学習会に参加して、中学1年生たちの学びを言語化する力に驚きました。それは沖縄にただ行っただけではなく、そこから何を学んだのかを文字に残し、みんなで話し合って培われた力なのではないかと思います。和光で何を学ぶかも大切ですが、その学びをどう振り返り、同更新していくのか、が大切なのではないかと思いました。 その意味でただ、素晴らしいことを学んだ、と終わらせるのではなく自らを批判的に見つめなおしどのように行動するか、考え実行する意識が必要だと思いました。

 

卒業生 (2020年度)

今日の学習会を通して。小学校で学んだことは土台になるんだ、ということを実感できました。

6年生での学びを今振り返ると戦争があれだけ悲惨なものだったんだと6年生の時よりも深く考えることが出来たし、小学校での学びは深く考える土台を作り、その土台を育てるのがこれからの中学生やさらにそれからの生活なんだと思いました。和光の学びにについてもう一度深く考えられた気がします。

 

卒業生 (2020年度)

昔の記憶がよみがえってきました。沖縄ではとてもつらい出来事があったことを学んだことを思い出しました。これから未来を切り開いていくのは僕らなので頑張ります。

 

卒業生 (2020年度)

映像を観て沖縄学習旅行のときの記憶を思い出しました。大人の方たちの質問はとても考えさせられる内容でした。また6年生の時はほぼ毎日平和とは何だろうと考えていたのでその時の考えを思い出すことが出来てよかったです。2012年度の卒業生の和光教育は偏っている、と先生や参加している大人の前でいえるのはすごいと思いました。それに対して若い時にこういう学習によって植えつけられる傷を残すことは大事なことだという意見が返され、それには共感できました。

和光小での6年間は深く物事を考えることが出来て本当に良かったです。

 

卒業生 (2020年度)

映画を観て6年生のころの気持ちが蘇りました。それと同時にそのころとは違う意見も湧き上がってきました。2012年度の卒業生たちはアメラジアンスクールにも行ってそこにいる子たちの基地についての意見も聞いているから気持ちが揺さぶられただろうな、と思いました。私たちはコロナで行けなかったので、その人たちの意見を聞けなかったことが残念です。

DVDの中でもあった“人だから戦うことが出来るし、人だから戦いを止めることが出来る”という言葉がすごく心に残りました。これから自分が生きていく中でその言葉を大事にしていきたいと思います。今回この会に参加できてよかったです。 

 

卒業生 (2020年度)

久々に沖縄のことを思い出して改めて、また考えられた気がします。ほかのクラスメイトもなんだかすごいなぁと思いました。

 

卒業生 (2020年度)

正直結構忘れて

いることが多かったので思い出せてよかった。 

 

卒業生 (2020年度)

懐かしかったです。小6が学ぶには結構重くて、うわー、いやだなぁと思うと同時になんか麻痺していたと、今振り返ってみると思う。6年のときは那覇の空襲では4人に一人が亡くなったのか、と受け取っていたが、昨日平和学習ノートを読み返し、その数の多さに驚きました。

エイサーは楽しかった。つらい経験とした人は音楽と触れ合って救われているイメージがあってその通りだったのだろうと思う。

 

卒業生(2020年度)

DVDを観て沖縄学習旅行を思い出した。沖縄で体験者の話を聞いて学んできたから今自分に考える力が身についてのだと思います。2012年度卒業生のお話も聞けて良かったです。

 

卒業生 (2020年度)

DVDの映像がすごく懐かしかったです。学校にも久しぶりに来られて小6に戻りたくなりました。また学校にきたいな、と思います。

 

卒業生 (2020年度)

DVDを観て学習旅行の小さな記憶が戻ってきました。見ていて涙が出そうになりました。 

いろいろな意見の人と交流、大人からの質問など難しかったけど、来られてよかったです。

 

卒業生 (2020年度)

全部しっかり覚えていて驚きました。私は零年度違ってラッキーだったところと残念だったところがあって、まずいちょう祭はエイサーがうまくいかなくて不安だったけれど、本場のエイサーを見て頑張れてよかったです。この映画は初めて見ましたが、懐かしくて面白かったです。

今日はありがとうございました。

 

 

子どもが語る『沖縄』の会を開催しました

本年度も、2018年度和光小学校卒業生(現中学1年生)を迎えて、学習会「子どもが語る沖縄」を開催いたしました。

 

 会場:和光小学校 第1会議室

 日時:5月11日(土)9:30受付開始 10:00開会

 講師:2018年度和光小学校卒業生(現中学1年生)

 プログラム: 第1部 総合学習「沖縄」について(教員から) 第2部 卒業生が語る「沖縄」


 

参加者からいただいた感想です。

 

▼在学生保護者

大変学びの多い時間となりました。普段、メディアやネットの伝えている情報から沖縄に関すること平和に関すること、基地に関することを「しょうがないんじゃないか?」と思っているところがありました。

今日、子どもの語り部から話を聞いて簡単に「しょうがない」といってはいけないと本当に感じました。事実や本物から学ぶ大切さを改めて思いました。和光に我が子を入学させて良かった、と思います。

 

▼在学生保護者

子どもたちひとりひとり、自分の持てる言葉を使ってなんとか自分の意見を伝えようとしている姿が感動的でした。年齢だけでなく、沖縄学習を通じて得たものが子どもたちをとても大きく見せている気がしました。しっかり自分の頭で考えて生きている子どもたちを見て大人として毎年身の引き締まる思いがします。ずっと続けてほしい企画です。

 

▼卒業生保護者

過去二回参加させていただき今年は我が子たちの番でした。この会に語り部として参加したことでさらに学んだことが自分のものとして落ちたのではないかと思います。自分の子どもたちも例年同様しっかりとした意見を持った卒業生になってました。今日は自分たちを誇らしく感じたと思います。そしてまたこれを機会に社会に目を向けてくれることと思います。素晴らしい一連の学びです。開催並びに声をかけていただきありがとうございました。

 

▼外部参加者

卒業生から説明を受け、感じたのは沖縄を学ぶ中で平和を考える際、単に反戦、反基地のようなステレオタイプではなく、もっと様々な面から自分の言葉で語れるようになっていることに感心しました。

沖縄の基地についてこれからの経験するいろいろなことを通してさらに深く考える機会を得ていってほしいと強く願います。

 

▼在校生保護者

子どもたちの成長をたくましく感じ取れました。しっかりと彼らの心にしみ込んだ言葉をこちらもしっかり受取りました。改めてこの学校に入れて子どもたちがしっかり育っていることをうれしく思います。

今日伝えてくれた、中学生、本当にありがとう。あなたの感じたこと、しっかり受取りました。三線の演奏もとても素敵でした。ありがとうございました。

 

▼学校教職員

語ることを持っている子どもの姿がとてもまぶしく感じました。自分のこととして沖縄をとらえ、自分の言葉で考えて発信できるのはしっかり学んできたからだと思います。何か一つの考えを覚える学習ではなく、沖縄県民の思いを知り、寄り添いながら問題について考えるこの学習が子どもたちを成長させているのだと改めて、感じました。

 

▼外部参加者

子どもたちが発表するだけでなく、少人数でディスカッションできたのがうれしかったです。知る→伝える→どうやって解決するか、までもっと話い合いたかったです。とてもいい機会をありがとうございました。

 

▼在学生保護者

沖縄の抱える問題はとても複雑に見え、大人が考えても難しいですが、子どもたちが自分たちで考える、自分たちの意見を持っていることに感心しました。大人になるといろいろ余分な知識や事情を考えてしましますが、小学生のうちに沖縄の問題を学ぶことで平和の大切さを本質的な部分で考えられるのだなと思いました。

 

▼在学生保護者

沖縄学習で学び、感じたことを自分の言葉で語ってくれてしっかり、伝わりました。平和宣言の中に目を背けて事実を知らなければ責任を果たすことはできない、とありました。自分の視点をもって自由に発言する中一の皆さんの姿素晴らしかったです。伝えることはもう自分たちの使命と自覚していることに驚きました。

和光小で行われる学びを表現できる場所としてもとても貴重だと思います。

 

▼外部参加者

沖縄学習は、過去の戦争を知り、現在の状況を学び、将来につながる学習なのだと感じました。それをしっかりと受け止め考えていける和光小の皆さんの感性の豊かさ、素晴らしいです。私ももっと社会のことに目を向けなければと再認識しました。思ったこと、感じたことを伝えていくことの大切さを痛感しました。沖縄をもっと身近なこととしてとらえなければと思いますし、簡単にそうさせない現状の日本のしくみに気づかねばと思います。

 

▼在校生保護者

子どもたちの心の清らかさ、頼もしく、素晴らしいと感じました。今一度、自分たち自身が生きている地域、社会、国、そして地球について、自分と地続きであると知ってほしいと思いました。知ることの大切さ、多くの人に共有したいと思います。

 

▼卒業生保護者

自分の目で見、聞いたことを細かく正確に伝える力はすごいと、感心しました。日本の兵隊が沖縄の人を殺したり追い出したりしたという話を聞き、「なぜ兵隊は沖縄の人を守らないの?」と質問をしました。「兵隊は国を守っている、兵隊もだまされていたのではないか。戦争が人を人ではなくす」と答えてくれました。戦争の矛盾があぶりだされた話でした。

「ひとりひとりの考える平和は違う。違うことを話しているのに伝えたいことは一緒」という言葉には和光の子どもたちの頼もしさを感じました。参加してよかったです。

 

▼在校生保護者

子どもたちが一人一人、よく理解し説明してくれました。自分の言葉で語ってくれていること素晴らしいです。

是非これからも続けてほしいです。

「沖縄」というテーマは一言では表せず、明暗それぞれいろいろな面を学んで欲しいです。

討論の場では戦争のことが話題となりましたが、みんなその場で考えて語ってくれたことが大変良かったと思います。和光中学校でもこれから頑張ってほしいです。皆さんの生の声が心に残りました。感動をありがとう。

 

▼在校生保護者

一年間沖縄について学んできた子どもたちの学びの深さに加えてそのことを自分の頭でしっかり考えて発言する姿に感動しました。

子どもたちが人の意見を聞くことも、さまざまな考えと一度受け止めようとする姿にも、6年間の成果を見ました。沖縄を通して彼らが様々な出来事を人ごとにできない、そんな土台ができあがっていると感じました。

 

▼卒業生保護者

今回参加させていただかなければ沖縄学習旅行で子どもたちがどれほど揺さぶられ、社会に向けて真剣に考えるようになっていたのか気づかなかったと思います。

それぞれの想いがあふれ、学習旅行を通じ、出会った人やその気持ちをしっかり受け継ぎ、私たちに伝えてくれて、とても感動しました。本日はありがとうございました。

 

▼在校生保護者

途中からの参加となってしまい、質疑からの参加でしたが、それでも本当に参加してよかったと思いました。

子どもらしい意見の中にもはっ、とさせられる意見も出て、それぞれの言葉、考えをもっているのが大変印象的でした。中学1年生、大半はきっと「基地問題?聞いたことあるー」程度の認識じゃないかと思います。和光の子たちは学びを深める機会が与えられ続けているので、問題を深め、多角的にとらえて受け入れることができるのですね。大人、子ども関係なく学びをお互いに交換しあえる機会があり、ありがたいと思います。

 

▼中学生保護者

和光中学校で今後戦争や、社会問題について学べるチャンスがまだまだある、学びへの喜びを改めて感じました。

今日の発表を聞いて驚くばかりでした。私自身、沖縄についての無知さを感じ、また日本の教育への疑問を感じました。中学でもこのような発表を聞く機会があるといいなと思います。自分の考えを自分の言葉で語る力に感動しました。

 

▼在校生保護者

一年先輩から学びを受け継ぐところから始まる1年間の沖縄の学び、伝え続けたいを言う思いつながっているのだなと感じました。

自分の考え、意見を発表することは勇気のいることだと思いますが、伝えることの大切さを知ってるから何度も伝えようとしてくれているのだな、と思います。

 

▼卒業生保護者

沖縄の基地についてのさまざまな意見、答えが一つではないと子どもたちが考え続けていければよいと思います。それぞれの問題をとらえる力はこれからどんどん強くなっていくのでしょう。

 

▼卒業生保護者

一年前に、この子たちがここまで学習を深め成長するとは思っておらず、うれしい裏切りでした。和光の6年生が育っていく、ということを実感しました。

中学生は時間をおいて、改めて語ることでさらに学びが深まり、さらなる学びにつながっていくチャンスとしてもとてもいい機会だったと思います。

 

▼在校生保護者

9条の会、一体どんなものなのだろうと思っていましたが、来られてよかったです。和光世田谷9条委の会の学習会はまた参加したいと思います。

自分の言葉で感じたことを話している姿、質問に一生懸命答える姿がとても心しみました。本物に触れて自分の中に入っていったものは人の心を動かせるのだとひしひし感じました。

和光小学校に入学できたこと、いつか我が子たちもあんな6年生になっていくのかなと楽しみです。

11人の中学生たちのこれからがとても楽しみです。

 

▼外部参加者

初めて参加させていただき、大変感動しました。沖縄と深く向き合った体験を率直に語る子どもたちの姿に大人として改めて学ぶことがたくさんありました。 ありがとうございました。

沖縄学習への取り組みに敬服いたしました。このような取り組みが広がっていくことを願い、できることをしたいと思いました。

和光の生徒さんたちの発言、それを大切になさっている先生方の姿勢に素晴らしさを感じました。彼らの生き生きとした発言、表情に未来の平和を感じました。ありがとうございました。 

 

▼在校生保護者

9条の会の学習会初めて参加しましたが、子どもたちの学習を通して感じた気持ちの表現が素晴らしいなと感じました。自分の言葉で伝えることに迷いながらも真剣に大人の前で意見が言えるのはそれだけ自分たちがやってきたことに自信があるからだろうなと感じました。自分たちの子どももこれからこの経験ができると思うととても楽しみで一緒に成長できたらいいなと思いました。

今日はすごく楽しむことができました、ありがとうございました。

 

▼在校生保護者

語りたい中学生も、聞きたい大人もたくさんの参加者で驚きました。こちらも初めて聞くと多く、人によってとらえた重点がそれぞれなんだな、と思いました。少しだけ中学生になってしばらく経って、ここに戻った子どもたち、自信もついて、でもわかっていないことがまだたくさんあることもわかっている。これからの未来を明るく感じることができた会でした。

 

▼在校生保護者

伝えてくれた皆さんの自分の言葉で伝える姿に感心しました。とても詳しく自ら学び、自分のものとして使命感を持って伝える力に圧倒されました。そして、戦争という敵対味方になってしまう題材も本質をとらえようと公平な視点に立とうとする姿勢に感激をしました。

沖縄については私がまだ不勉強なので子どもと一緒にまずは知り、みんなのように伝えられるようになりたいと思います。知る人が増え当たり前にしてはいけないことがわかる人ばかりになれば平和につながると信じたいです。今日は本当にありがとうございました。

 

 

 

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<伝えてくれた子どもたち(中学生)の感想>

▼名無し

私が沖縄学習旅行に行ってからもう半年以上たち、大切なことでも忘れてしまっていたこと今日をきっかけに気づきました。自分はその時何を感じていたのか、再確認できました。沖縄の問題についてはみんなが興味を持ち知ることだがまずは大事な一歩だと思います。今日皆さんに聞いていただいただけでも問題の解決につながると思います。とてもすごい大切な時間だったと思います。ありがとうございました。

 

▼Nさん

語る会で改めて沖縄や基地について考えて、やっぱり基地問題は簡単に片づけていい問題ではない!と再認識しました。今日のような伝える会をもっといっぱいやってたくさんの人に沖縄のことを伝えていけたらいいと思います。

 

▼Kさん

楽しかったです。またやって欲しいです。平和がいいです!

 

▼Kさん

最初から最後までキチンと話しきることができるかすごく心配だったけど、最後まで聞いてくれてうれしかった。

話をしているときも頭がこんがらがってきてしまって、でも聞いてくれて安心してちゃんと話せました。

はじめはノートを見せいいたのだけど、自分の字が汚く(!)はずかしかった。平和とはなにか、障がいはどこからどこまで?など改めて考えた。やっぱり知らない大人に伝えると難しい質問がいっぱいあった。

戦争はいらないと思う。でもないと出会わなかった人たちもいた。だから、まだよくわからない。

 

▼Oさん

自分にとってもためになったなぁと思いました。伝えるうちに自分でもたくさんの考えがでてきました。皆さんとても真剣に私の話を聞いてくれました。沖縄について伝えたいことが多すぎてごちゃごちゃになってしまいました。沖縄学習旅行で私たちが学んだところは観光地じゃない本当の沖縄。もっとたくさんのことを伝えていけたらと思っています。戦争のこと、沖縄の文化などいろいろなことをこれからも考えていきたいです。

とても楽しかったです。本当の沖縄を知っていきたいし。未来につなげていきたいです。ありがとうございました。

補足 私は証言者たちの痛みを知っていきたいです。

 

▼Sさん

今まで2回沖縄の問題を伝えていたけど、そこから今日までの時間がすごく経っていて、うまく伝えることができるがわからないけれど、何か伝えられていたらいいなぁ、と思っていました。

ノートのどこに何が書いてあったかなど、忘れてしまっていたけど、写真など使って説明できたかな、と思います。ノートの字が汚い、ノートのとり方が下手など改めて気が付いた。自分的にももう少し、きれいに書いておけばよかったなぁと反省。皆さんがほかの人たち伝えてくれたらいいなと思いました。

今日は伝えられてよかったです。

 

▼Fさん

和光小学校の保護者の方は私たちより沖縄に詳しい人がたくさんいると思う。私自身もたくさん教えられて。いい経験だった。質問が難しかったけど自分の意見を言えてよかったし、確認することもできた。みんなの意見を聞いて学ぶこともたくさんあり、いろんな意見を交流することができてよかった。まだ自分のわからない問題や考えがあるから、たくさんこれから考えていきたい。特に私が考えていきたいと思うのは「平和とは何か」です。私たちが学んだことをこれからもたくさんの人に伝えていきたいです。

 

▼Sさん

私は思ったことを思ったまま言ってしまったような気がします。

グループの時、参加者の方から知識はあるけど、本当の自分はどう感じているかまだはっきりしていないのかな?といってもらい、「それだ!」と思いました。基地があったらいいのか、悪いのか?などあやふやだった自分を表す一声だったと思います。5年生に伝えた時とは違って、沖縄を忘れかけていた私にとって改めて沖縄を考えられたので本当によかったと思いました。質問コーナーでは学級集会みたいに意見が出まくっていて、楽しかった。自分がキチンと伝えられたか不安だったけど、今日は来てよかったと思いました。

 

▼Yさん

「子どもが語る沖縄」の前は沖縄学習旅行のこと全く考えていなかったので、「どうしよう。。。」と心配していました。みんなにうまく伝えるにはどうしたらいいかわかりませんでした。

でも3人に沖縄を伝えることができました。時間いっぱい質問をしてもらったりしました。証言者の話を聞いてどんな思いだったか?ということを聞かれることが多かったが、大人のわからないことを質問されてきちんと答えられたことがうれしかったし、最後まで聞いてくれてうれしかった。ありがとうございました。

 

▼Tさん

2か月ぶりの和光小学校にきました。2か月前は生徒だったのが「講師」として今日来たので不思議です。元5年生や今日話を聞いてくれた人が証言者二世として平和、戦争とは何かを伝えていってほしいと思います。

それから三線もきいてくれてありがとうございました!

 

▼Yさん

質問の中に、戦争のことを学ぶのは嫌ではなかったですか?というのがありました。

私はそれを聞いて初心に戻ることができました。わたしは6年になるのがいやでした。戦争を学ぶことがいやだったからです。でもそういう人たちがたくさんいるから戦争が起こるんだと思いました。

今では学べてよかったと思います。学びたくても学べない、こんな貴重な経験はできないと思うから。それに知らない人もいることすらダメなのかもしれないと思いました。

今日伝えることができてよかったと思いました。ありがとうございました。

 

 

 

 

子どもが語る沖縄学習会のお知らせ

本年度も、子どもが語る沖縄学習会を開催いたします。

 

 会場:和光小学校 第1会議室

 日時:5月11日(土)9:30受付開始 10:00開会

 講師:2018年度和光小学校卒業生(現中学1年生)

 プログラム: 第1部 総合学習「沖縄」について(教員から) 第2部 卒業生が語る「沖縄」

 

みなさまどうぞお越し下さい。

 

子どもが語る『沖縄』の会を開催しました

 

本年度も、2017年度和光小学校卒業生(現中学1年生)を迎えて、沖縄学習会を開催しました。

 

 


 

和光世田谷九条の会 

      5・12学習会「子どもが語る沖縄」プログラム

                             2018.5.12

1.日時:5月12日(土)9:30~12:00

2.場所:和光小学校 第1会議室と理科室

3.プログラム

 (1)受付

 (2)第1部 全体会 

  ①はじめのことば

  ②今日の予定

  ③卒業生の紹介

  ④沖縄学習の概要

 (3)第2部 子どもから大人への伝える会 

  ①大人と子どもの組み合わせづくり

  ②第1会議室と、理科室にわかれる

  ③子ども(2017年度卒業生、現中1)と大人が組になって、

   子どもが大人に沖縄学習で学んだことを語る・伝える。+質疑応答。

 (4)第3部 全体会

  ①大人からの質問に子どもが答える。

  ②今日の会を振り返っての感想(子どもたちから)

 (5)終わりの会 

  ①感想文記入

  ②諸連絡

  ③終わりの言葉


 

参加者からいただいた感想です。

 

 

▼在校生4年生保護者

伝える会で直接子ども達から聞けたのがとても良かったです。

沖縄に行って見聞きするからこそ湧いてくる疑問、感情があるとよくわかりました。小湾のロールプレイは是非定番化して欲しいと思います。語ってくれて子ども達にとってもアウトプットの場はとても良い機会だったのでしょう。

 

▼在校生4年生保護者

アメラジアンスクールの生徒との交流の話が印象的でした。基地内で生活している子どもから「自分の親は人殺しをして給料をもらっている」と言われたということに驚きました。

語ってくれた子ども達自身も多くの疑問を感じたようでそのことを話してくれて、気持ちの揺れなどとても良く伝わりました。

沖縄のことを忘れずにまた多くのことを学んで6年生の体験を周りの人たちに伝えて欲しいです。本当に素晴らしい感性で多くの経験をしていて羨ましいです。

 

▼在校生4年生保護者

自分の言葉で自分の想いをしっかり伝える姿に感動しました。一番印象に残っていることは?の質問に「語ってくれる人がまだいてくれて、良かった」と答えてくれました。今日伝えてくれたことをきちんと受け止め、伝えていきたいと思います。小湾のロールプレイは次年度以降にも是非取り組んでいただきたいです。9条の会の学習会で大人たちが行うのも良いかもしれないですね。中一の皆さんありがとうございました。皆さんの想いしっかり受けとめ、伝えていきたいと思います。

 

▼在学生6年生保護者

感動しました。

子ども達が伝えることの大切さを理解していることに驚きました。そして6年で学んだことをその後本人の中で活きて、考え、学びが深まっていることを感じました。語り合えることが本人の学びを深めていると思いました。

まとめもとても丁寧で素晴らしい学習であると思います。 

大切な話を聞かせていただいてありがとうございました。

 

▼卒業生保護者

遠い昔に起きた自分と関係ないこと、ではなく自分に関係あることとして、自分たちが受け止めていることに安心する気持ちを覚えました。感じたことを自分達の言葉で伝えられる子ども達の学びを大人の一人として嬉しく思います。今日ここに来て良かったです。ありがとうございました。

 

▼卒業生保護者

学習旅行から時を経て、改めて子ども達の話を聞けて当時とまた違った思いや成長を感じました。和光で育ち、学び、成長してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございました。

 

▼外部参加者

自分も子どもの頃、学習したことでした。こんなにも深く学習していることに感動しました。

 

▼在校生保護者

始めて、「沖縄」の話を聞きましたが、子どもたちのまとめたノートの内容の深さに圧倒されました。

沖縄で学んだ話を聞いて、涙が出そうになり、子どもたちがどんな思いで沖縄学習旅行を過ごしてきたのだろうと心配になりましたが、担任の先生の「良い意味11-12歳は鈍感さがあり、事実をスーッと受け止める」とおっしゃっていて、納得、安心しました。

最後に子どもたちの「沖縄学習を通して社会を見る目が育ち、いろんなことに疑問を持つようになった。」とういう言葉に学びが広がり、心の負担はあるかもしれないけれど、貴重で素晴らしい体験だなと思いました。

今日聞いた沖縄の話を私も息子や夫に伝え、平和のありがたさを改めて考えたいと思います。

 

▼教員

「沖縄の専門家を育てているわけではない」と担任がおっしゃっていましたが、子どもたちの姿や言葉からまさにこの学習により育った内面の豊かさを感じました。私の「今社会で起きている問題で強い気持ちを持っていることは?」の問いかけに多様な深い考えを返してくれて本当に頼もしいと思いました。証言者の言葉を受ける重さだけでなく、時間内にノートをまとめる、締め切りに間に合わせるなど負担は多くあったのでしょうが、それすら乗り越えることができる皆さんの沖縄の人たちへの共感、正義感また使命感を感じました。

大人も見習うところがたくさんありました。貴重な機会をありがとうございました。

 

▼在校生2年生保護者

「心も体も壊す戦争」というテーマで語っていただきました。皆さんの沖縄の人たちの気持ちや痛みを肌で感じ取り、それぞれ今の気持ちと向き合う強さにとても頼もしさを覚えました。

証言者の話を聞いて、心の負担は?の問いに

「辛いのは沖縄の人たち、僕らの心配はいいです」

「だんだん慣れてしまった」

「慣れてはいけないよ」

「辛い話に自分の家族に会いたくなってしまった。沖縄の人たちは亡くしてしまった家族にもう会えないのに」

みんなの言葉をしっかり受け止めました。ありがとうございました。

 

▼在校生4年生保護者

思春期まっただ中で自分の気持ちを真面目に語るなんて、とても恥ずかしいはず。こんな年頃の子どもたちが真剣に時に涙を流して自分たちの学びを大人たちへ真剣に伝えてくれました。そういうことができるこの学校で培った子どもたちの度量に感心しました。

学習を学習で終わらせない、自分ごととしてしっかり心に刻んでいるから、語らずにいられないのでしょうね。沖縄学習から戻ってすぐはすごく覚えていたのにしばらく時間が経って、日常生活に飲まれて忘れてしまっていた、今日の語る会でその時の自分の想いを思い出し、これからまた色々な機会で伝えていきたいと言っていて、当事者として受け止める学びをしてきた子どもたちの強さを目撃しました。

 

 

友達同士の関係も垣間見られて本当に楽しく有意義な時間を過ごさせていただきありがとうございました。

 

子どもが語る沖縄学習会のお知らせ

本年度も、子どもが語る沖縄学習会を開催いたします。

 

 会場:和光小学校

 日時:5月12日(土)9:30受付開始 10:00開会

 講師:2017年度和光小学校卒業生(現中学1年生)

 

みなさまどうぞお越し下さい。

 

子どもが語る『沖縄』の会を開催しました

和光小3年生の娘を持つ事務局員から、報告いたします。

 

 

まずはじめに……●和光小での沖縄学習●

和光小6年生の修学旅行は、沖縄です。南部戦跡や、激戦地であった嘉数高台、新基地建設が強行されている辺野古、集団自決のあった座間味島などを訪れる3泊4日。沖縄戦体験者や米軍基地被害の話、新基地建設に反対する市民に話をききます。近年では「アメラジアンスクール」を訪れ、交流もしています。2016年は、30回目の沖縄修学旅行でした。

帰京してから、6年生は沖縄で学んだことを、それぞれ一冊のノートにまとめ、5年生に伝えます。伝えられたそのときから――つまり5年生から、沖縄学習がスタートするというわけです。

そしてこの沖縄学習は、1年生でアイヌの学習、2年生でパン作りや誕生の学習、3年生で蚕の学習、4年生で多摩川の学習、5年生で「食」の学習……と続く、和光で一貫して学ぶ、「いのち」の学習の集大成でもあります。

和光世田谷九条の会では、子どもから大人へ伝える、この『こどもが語る沖縄』の会を、毎年開いています。

 

2017.5.12『こどもが語る沖縄』当日の会の流れ●

今回、伝えにきてくれた子どもたちは、8人。現在中学一年生。この間まで和光小6年生でした。

第1部・全体会として、藤田先生より、〈なぜ沖縄を学ぶのか〉〈沖縄を学ぶ5つの視点〉のお話。そして2017324日に放映された、“NHK首都圏ニュース 沖縄から憲法を考える”のビデオを視聴しました。和光小の沖縄学習が紹介された約6分の映像で、アメラジアンスクールのこどもたちの「基地に反対するというあなたたちの意見に賛同できない。自分たちを否定されている気持ちになる」という言葉に衝撃を受ける子どもたちの姿が映っています。

第2部・いよいよ「伝える会」。子ども1人に対し大人6~7人の、8つの小グループをつくります。各グループの子どもたちは、それぞれ手製の沖縄学習のノートを元に、自分が何を学んだか、どう感じたか、伝えたいことを話してくれます。

第3部・全体会に戻り、大人から子どもへ、そして子どもから大人への質疑応答が行われました。

 

●わたし自身の感想と報告●

今回は50名以上の参加者があり、事務局も驚いていました。和光出身の女性に描いてもらった暖かいチラシのおかげもありますし、政府の横暴な新基地建設、安倍政権への不安を募らせている人々が多いということも感じました。

今回大きかったことのひとつは、「あなたたちは基地反対というが、それは私たちを否定することになるのではないか」というアメラジアンスクールの子どもたちの言葉でした。この意見には大人たちも衝撃をうけましたが、子どもたちはそこで考えることを止めませんでした。なぜ米軍基地があるのか。基地に反対する自分たちは間違っているのか。見方、考え方、感じ方はひとつではない。それでも、戦争は絶対にいけないと思う。なら、どうすればいいのか。思考を深めていきます。このとき、藤田先生からお話があった、「政府と国民、組織と個人を“峻別”するという認識」が生まれてくると思いました。戦争・基地を拒絶するだけでなく、さらに戦争の原因に目を向けることが、戦争を止めるその一歩だと思いました。

ネットで「ググれば」すぐに情報は手に入り、なんでも分かったような気になってしまうような世の中で、現地を訪れ、話をきき、ネットでは感じることのできない匂い、気温体温、空気の揺らぎ、土や海、木々の触感を体全体で感じながら、戦争や基地で苦しみ殺されること、そして生きることを知っていく。自分たちが感じたことを話し合い、伝えることで学びなおす。さらにこの「語る会」では、半年ぶりに沖縄学習を振り返ります。改めてもっといろいろな人に伝えたい、伝えてほしいという気持ちが生まれます。伝え、伝えられる繰り返しがえしのなかで、自分の言葉を持ち、捉えなおし、学びなおすことが、揺るぎない自身の思想、生き方の原点となってゆく。これこそが、知性的な姿だとおもいました。子どもたちの知性の形成の過程が、とてもよく分かる会であり、同時に、我々大人が何をすべきか、改めて突きつけられる会でもありました。

 

大人から子どもへの質問で印象に残ったことをひとつ

「沖縄へ行く前と、行ったあとで、何が変わりましたか?」という質問に対し、Sくんの「沖縄へ行く前は、辛そうで嫌だなと思ったけれど………実際に行って話をきいたらもっと辛くて、苦しくなった」という答えに、胸打たれました。人の痛みを感じ、苦しくなる。それでも伝えようする。伝えられた者の「責任」を背負う彼の姿に、わたしたち大人はなにをすべきでしょうか。

子どもから大人への質問で印象に残ったことをひとつ

「大人のみなさんは、沖縄を差別していると感じますか?」基地を押し付けているこの現実が、「構造的差別」ではありますが、ある方が答えていた、「無関心、それが差別なのだ」という言葉に、やはり、我々大人が問われているのだ、と感じました。

 

●8人の語り部たちの感想より●

「伝えられて良かった。」「今日自分たちが伝えたことを、友達や家族にどんどん広めてほしい。」

という感想をすべての子どもが書いていました。

 

〇KSくん

すこしでも戦争のことをしってくれたらうれしい

 

〇SGくん

大人の方も、しんけんに聞いてもらえて、安心しました。今の6年生も、次へ次へと伝えてもらいたいです。

 

〇YKさん

NHKで放送されたときのかいと先生が言った、「大人になったら伝えよう…って、でもいま、大人じゃん?」という言葉が、「あぁ」と思いました。なぜかというと、自分たちも同じになるんじゃないかと思ったから。今はこうやって言ってるけど、これからはどうなの?だからこれからも忘れないようにしなければと思います。

 

〇FKさん

自分にかんけいないと思っている人の意見を、前にはたくさんのつらいことがあって、今でも基地問題があるから、たくさんつたえて、戦争をとめたいといういけんになれたらいいなと思います。

 

〇HNさん

「沖縄を差別してますか?」って聞いたら、答えてくれて、してるのかしてないのかが、分かって良かったし、どうゆうふうに、差別かいじょすればいいのか、どうしたらいいのかが聞けて良かった。沖縄戦だけではなく、今おきている戦争や広島や長崎の原ばくや、毎日おきている殺人事件で、命がうばわれているから、その事も忘れてほしくない。もっとたくさんの人に命どぅ宝。命こそ宝を、伝えていきたいです。

 

〇SIくん

平和についてわかってもらえたら、ぼく達はとてもうれしいですし、沖縄の人達もうれしいと思います。やっぱり戦争の時のあたりまえはなくて、今ぼくたちはこうやって平和にくらしていられるのはしあわせだなと思います。

 

〇HAさん

今日、ひさしぶりに学習旅行記をひらいてみると、思ってた以上ぎっしりかいてあり、自分に、自分でビックリしました。私は、学んだから“おわり”にしたくないので、今回ほんとうにドキドキしました。人それぞれとらえかたがちがうけれど、戦争をしちゃいけないってことは、とらえてほしいと思いました。

 

〇KKくん

こんなにきてくれてうれしいです。今日のことわすれてほしくないです。

 

大人たちからの感想もたくさんいただきました。機会があれば、またアップいたします。

(報告:H.F